【ラノベ感想】ライアー・ライアー15巻


15巻の表紙はこちら。彩園寺と白雪ちゃん。最後までどっちが幼なじみかわからないな🙄

14巻の感想はこちら。

ここから先はネタバレ注意でお願いします。ネタバレ注意とはいっても、ライアー・ライアーってアニメ化もしてるみたいですし、既に完結してるんですよね。むしろ私がネタバレを喰らわないように気を付けていきたいですね(笑)。

ライアー・ライアー15巻のストーリー

期末総力戦≪Phantom thief Are Raiding Detective OverX(cross) road(パラドックス)≫
毎週【探偵】陣営【怪盗】陣営を学区単位で選び、各地で≪大捕物(レイド)≫と呼ばれる疑似≪決闘≫を行う。【怪盗】は≪レイド≫に勝つと≪略奪品≫がもらえ、負けると≪レイド≫参加者が全て逮捕され、陣営全員が逮捕されると敗北、【探偵】は逮捕者が0になったら敗北する。最終的に1つの学区になるまで行う。
【スパイ】という一週間のうちに陣営を変えることができるコマンドを期末総力戦の期間中に一度だけ使うことができる。
優勝賞品青の色付き星

零番区≪LR(Liar’s Rule)≫
ルール追加型のサバゲ―風ケイドロ。鬼と子の役割に分かれてサバゲー的なものをする。相手陣営のプレイヤーを全て牢屋に入れれば勝利。

感想

決戦前夜

白雪ちゃんが≪ダブルシーカー≫で≪シナリオライター≫対策、彩園寺が1番区で勝利して越智との最終決戦に備える。いまだに一度も≪レイド≫が成立しておらず、データのない零番区、越智との最終決戦に向けてデータを取りたいところに、まさかの結川さん😭。報告するときに、白雪ちゃんに逃げられた?のは面白い。しっかりデータを取ってきたのは素晴らしい👏。越智はアビリティを無限に使えるとかチートすぎるわ、結川さんよく戦ったわ👏👏。

零番区≪LR(Liar’s Rule)≫

篠原、榎本、姫路、水上、彩園寺(朱羽)VS越智
弾は3種類で、攻撃(水上、榎本)、防御(彩園寺)、特殊(姫路、篠原?)。
篠原の弾丸の種類を隠すために、白雪ちゃんとべったりなの好きです。
越智のアビリティ無限使用を封じる【AP制限】を狙うも、越智に取られて開戦。まずは水上VS越智で【AP制限】を奪うことに成功するも脱落、エリア西の牢屋に移動
【追加動員】を狙うも、越智に先に使われて、≪識別不能≫の先代保持者で≪アルビオン≫の創始者、張替菜々子が参戦し、奇襲で榎本が脱落、エリア北の牢屋に移動というか高校生でもないのに、参戦可能なのかよ(笑)。【新天地解禁】をめぐり、篠原、姫路VS張替が勃発。≪決闘≫はARとかVRを使うことが多いからラグを駆使して戦う張替は強いな。篠原たちが通したかった【弾幕妨害】がダウト成功で阻止、張替さん強すぎませんかね。その場にいない彩園寺のフォローと篠原の弾が特殊というブラフ(本当は攻撃)を駆使して戦闘不能に(鬼の場合は10分間行動停止)。
最終局面は、篠原、彩園寺VS越智。姫路VS張替の戦いに。やっぱり最後は白雪ちゃんではなく、彩園寺か…😭

姫路VS張替

張替さんの白雪ちゃん評価が≪かわいこちゃんメイド≫なのは敵ながら分かってるな👏👏
マンションの外に端末を放り投げることで、位置情報を誤魔化して時間を稼いでAPを稼ぐことに成功。水上真由が端末を投げて渡してくれたことで、道連れの能力で張替と共にエリア東の牢屋に移。張替さんの強さも十分分かっていただけに、白雪ちゃんの活躍が嬉しいです。

篠原、彩園寺VS越智

不利な状況になった越智は、モードDで【黒い絵の具】を発動する。強化された空色の色付き星の特殊アビリティ≪征服≫で歴代のアビリティ全てが使用可能に。まさにラスボスって感じの化け物やな。彩園寺が篠原をかばって脱落し、エリア南お牢屋に移動
東西南北の牢屋でのミニゲームをクリアしたことで、【財宝探索】の条件をクリアし、≪一撃必殺≫を適用。直前に越智が【弱者必勝】(生存者の中で最も等級の低いプレイヤーに恩恵のあるルール)で、拡張ルールの適用禁止していたが、篠原最大のブラフ(本当は7ツ星ではない)によって回避し、見事に勝利!!!!
絶対に通したい【AP制限】をブラフにして【財宝探索】を適用してたのは、えげつねぇ。でも、【AP制限】が適用されてないなら越智はアビリティの乱発ができただろうに…。
どの特権ルールが近くでも勝てるように7パターンも作戦準備してたのすごすぎるわ。

8ツ星昇格戦疑似≪決闘≫

ヒントが与えられる中で、幼なじみが誰か当てるという内容

せっかく7ツ星になったのに、教えてもらえない(笑)。手始めに確率の高い彩園寺と姫路に当たるもまさかの空振り。彩園寺予想できてただけに、驚き。
秋月→夢野→椎名→越智にヒントをもらって、絞られたのは彩園寺、姫路、皆実の3人。彩園寺、姫路は確認したし、皆実は中学が学園島ではないから誰でもない、彩園寺と姫路に自覚がない説が濃厚。
皆実からのヒントは、特殊なジャンケンで篠原が幼なじみに勝ったことがないというもの。皆実、姫路、彩園寺の順に調べていくと彩園寺が全勝し幼なじみ確定。白雪ちゃんにも一勝くらいさせてドキッとさせて欲しかった😭
初恋が実って結婚する確率は1%以下。白雪ちゃん自分が幼なじみでないの分かってたから色々調べたんだろうな😏

8ツ星の願いは、「8ツ星到達によって学園島の全権を握ることを廃止にして実行可能な願いを一つ叶えてもらえる」。そして篠原の願いは「≪決闘≫の参加を誰でもできるようにすること」。なんかさりげなく篠原は2つ願いを叶えてる気がする、賢いな。ドラゴンボール集めたらまず願いの数を増やそうと考えていたことを思い出す。

その他感想

7ツ星の噓がばれても今までどうやって勝ってたのか有耶無耶になったの面白い。最初の方に篠原に負けた張本人は異議申し立てするべきでしょ(笑)。篠原の結川さん評価が嚙ませ犬ではなかったことが嬉しい。奈切の白雪ちゃん評価も「破滅級に可愛いメイド」とは分かってるな👏👏。
幼なじみは、彩園寺だったけど、いわゆるハーレムエンドって感じで、白雪ちゃん推しにも希望を残す終わり方で大変に良かった。

全巻読んでの感想

数々の≪決闘≫や可愛いキャラが多くて楽しめました。イラストがめちゃくちゃ刺さったことがかなり大きかったです。白雪ちゃん推しになったけど、白雪ちゃんは主人公のメイドで篠原と一緒にいることが多かったのに対し、もう1人のメインヒロインの彩園寺が表向きには、対立しないといけないから必然白雪ちゃんの出番が多かったのも個人的に嬉しかったです。

≪決闘≫については、カンパニーのイカサマがえぐいけど、相手も大体チート性能だったからいい塩梅に楽しめました。もっとこうすれば楽に勝てたでしょっていうのもたまにはあったけど、毎回毎回最善手をすぐに思いつけるものでもないし、元々篠原は演技力があるだけで、天才とかではないので、最終的にはイカサマに頼らなくても良いくらい強くなったことも描かれたことはすごく良かったです。1巻の最初に出てくる作品の重大な2つの噓「7ツ星ではない」、「本物の彩園寺ではない」というのを最後の≪決闘≫で上手く利用したのも、きれいな終わり方だったなと思いました。

ラブコメと頭脳戦どちらも楽しみたいという人にはぴったりの作品だと思いました。

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